COLUMN コラム
おうち時間の楽しみ方コラム第12号
【子供のお誕生日を、おうちでお祝いする】
こんにちは!空間ビジュアルデザイナー 村井友起子です。今回のコラムが、最後となります。
最後のテーマは、「子供のお誕生日」です!
実は私は、パーティープランナーとして活動していた時期もあり、フォトブースの設営や、パーティースタイリングの設営に携わっていました。
プロに頼めば相対時間、ママはゲストへのおもてなしができる。とはいえ・・・毎回毎回全てお願いするのも、ちょっと負担ですよね。
せっかくなので、家族みんなで計画、準備、そして当日も楽しむ♡なんてできたら楽しいと思いませんか?
ゆっくりと、いつもの子供の工作やお絵描きを活かしつつ親子で作り上げるお誕生日。とっても思い出深い1日になるのでぜひおすすめです!
(いつもですが、、今日はいつも以上に、縦横正方形の写真が混在しています笑 過去の写真で撮り溜めてきたものなので、見にくくて申し訳ございません)
▼次男6歳のお誕生日↓

お誕生日をお祝いするときに私がやっていること・・・
まず一番大事なことは「ゴールを決めること」です。
そのゴールは子供と一緒に決めていくことが多かったのですが、2、3日でパッとできるような物ではありません。
お子さんは毎日、家で工作したり絵を描いたりしていませんか?その延長だと思っていただけたらわかりやすいです。
準備、めんどくさいな、、、というよりはいつもの工作をちょっぴりグレードアップしてお誕生日に使えるアイテムにすれば良いのです。(例としては、④に写真を載せています)
ここ1、2年は、お友達を呼んでパーティーをするというのは難しかったのですが、やっていた頃はまず何をしていたかというと・・・・
準備には、2ヶ月くらいかけたり、1ヶ月だったり、2、3日だったり・・・結構幅が広い!!!
2ヶ月かけている時は、「子供と一緒のゆっくりと準備を楽しむ」
2、3日の場合は「自分一人で準備できる、ちょっとしたデコレーション」など、やることが全然違うのです!
お子さんが好きなこと、好きな色、好きな食べ物、なんでも良いです。とにかくテーマにしやすいものを探します。
ちなみに我が家のバースデーパーティーの歴代のテーマはこちら。
いつも毎回パーティーをするわけではないのですが、テーマは決めておくことの方が多いです。
●長男
4歳 トイストーリー(手作りケーキのみ)
5歳 恐竜(インド)これはスペースを借りて40名を呼んだパーティ
6歳 手作りケーキとデコレーション
7歳 スターウォーズ(アメリカ)
8歳 BOHO picnic
9歳 アドベンチャー(Let the adventure begin!)
10歳 モノトーン(バルーンのデコレーションと手作りケーキ)
11歳 ゴールド+ブラック(スターウォーズなデコレーション)
●次男
2歳 ピクニック(月齢の近いお友達とホテルで。インド)
3歳 トロピカルパーティ(アメリカ)
4歳 ケーキのみ
5歳 Roar!Dino in the jugle(恐竜)
6歳 wonder aquarium party(えのすいテーマ)
7歳 color!your world(アートをテーマに。)
8歳 ひまわり、黄色(たまたまスペインから帰国していた友達とお茶会!)
とにかく、子供と一緒に決めることを大事にしてきました。
わかんなーい、なんでもいいーと言われても、実は心の中では、こんなのがいいな!っていうのがあるとおもいます。
ゲーム!昼寝!とか言い出しても「は??」と言わず笑
ゲームパーティーでもよし、パジャマパーティーでもよし、実はそのあといろいろ「こういうのも好き」が出てくることが多いのです。
そしてテーマカラーを決める!!!
(テーマを、黄色!という色だけで実行するのもアリですよ!)
どんどん出して行った中に、色も出てきたと思います。
前回のコラムでもお伝えしたように、固定観念はなくしましょう!
例えば、恐竜といえば絵本とかも思い出すと、緑とか茶色とかそういう色を思い出しますが、ピンクでもいい、黄色でもいい、モノトーンでも良いのです!
一色じゃなくてもOKですが、なるべく3色以内にまとめましょう。
例えば
水色、黄色(かなりポップな感じになりますね!)そこにプラスシルバー(アクセント)とか 白、黒(モノトーンで落ち着いてるけど・・)そこにマゼンダ(アクセント)とか、そういうイメージです。一色より二色、二色よりも 「二色プラスアクセント」でイメージが全然違います。
(姪っ子のお誕生日フォトブース↓古希だった父と合同誕生日になった2年前
古希の色「紫」をラベンダーに寄せて、2歳の女の子でも可愛くなるようにしました。
ラベンダー+白+シルバー)

テーマが決まったら、次はこれ↓
テーマが決まったら、そのテーマから思いつく事をどんどん出していきます。
もしお子さんがお話しできる年齢でしたら、お子さんも一緒に考えていくと楽しいです!(そして、大人が出すよりもどんどん出てきます!!)
例えば恐竜なら・・・当時息子からはこんな感じでアイディアが出ました。
恐竜の種類のほかに、「卵、足あと、鳴き声、化石、化石の発掘、ジャングルみたいなたくさんの木、火山、噴火、つめ、茶色、緑・・・・・・」など、どういう単語が出てきました。
柔らかいとか硬いとか、そういうのもアリ。
色もいいですよ!採用するかしないかは置いておいて。
とにかく、いっぱい出していきます!
さて、この辺で一つ
完成系の絵(スケッチ)やイメージを描いておきましょう!
そのゴールを描くことができたら、あとは詰めていくだけです!
例えば、先ほどの恐竜で出てきたのは・・・「卵、足あと、鳴き声、化石、化石の発掘、ジャングルみたいなたくさんの木、火山、噴火、つめ、茶色、緑・・・・・・」全て採用する必要はありません。
デコレーションはどんな感じにしようかな?と考えたときに、ジャングルっぽくしたい!と言われたので、ジャングルっぽくデザイン。
ケーキは、私はいつもシフォンケーキをデコレーションしてアイシングクッキーを載せるので、そこで恐竜のクッキーを乗せようと思いました。
買ってきたチョコケーキを火山っぽくするのも簡単。

アイシングクッキー講師だったので、ケーキもクッキーも手作りです。

例えば卵なら、イースターで使っているおもちゃの卵もここで再利用することもできるし、卵の形のおやつ(チョコとかね。)をリメイクしてもいい。
「化石発掘したい!」と言われた時は、「無理―――」と思いましたが、アイシングクッキーで化石のようなクッキーを作り、きび糖の中に隠して、皆で掘り起こしてもらいました。
「化石発掘したい」をそのまま、「じゃー砂場を準備しなきゃ!!!」となると大変です!!!笑
何かに置き換えてみたり、それを工作のゲームにしてみたり・・・
できないよ!ではなく、できるためにはどうしたらいいかな?を考える時間も楽しいです。(本当にできなかったらそれは仕方ない!!)


テーマに沿った色味、素材(ふわふわなのかキラキラなのか、とか)、キーワードをどこかに取り入れる、ということなのですが、2、3個くらいでもOK!!!
こんなケーキを作って欲しい!に答えてくれるケーキ屋さんも今はいっぱいありますし、むしろケーキじゃなくてもいいですよね。ボケていますが・・・
WonderAquariumテーマでフルーツの盛り合わせをサメにしたもの。

例えばArtがテーマだった時はデコレーションになるものを、時間をかけて作りました。


正直、自分一人でやれば数日でできるものばかりです!
ですが、子供も一緒に作り上げるとなると子供の気分もそうですし、子供の都合もあります笑
明後日までにやりたいから早く塗って!!!みたいになってしまうと、つまらないし意味がなく、本末転倒・・・。
ぜひ、時間にはたっぷりと余裕を持って準備してみてください。
1週間に一つ、何かできればいいしできるものは1個でもいいのです。
wonder aquariumの時は100均パトロールに行ったときにいつけた「排水溝ネット」がクラゲになりました!ダイニングの天井(吹き抜け)の一部にクラゲを泳がせました(ミシン糸に5個くらいのネットをつけて吊るしています)


お部屋全体を飾る必要はありません。
もしお部屋全体に飾ったとしても写真を撮るとそれが表現できなくてむしろ寂しくなってしまうことがあるので1箇所集中型!!!
テーブル周りのみ。とか、リビングの中のキャビネットなど、フォーカルポイントとなるスペースのみ。とか、とにかく1箇所だけでOKです。余力があれば玄関なども。
これまで時間をかけて準備をしてきたので実際に当日の飾り付けはすぐ終わるはず!!!

例えばバルーンを飾るとなるとガーランドだと慣れるまで時間がかかるかもしれません。。。
ですが、あらかじめ前日から、膨らませて置いておくということもできます
ただし、時間が経つと色がくすんできます。バルーンショップの風船だと持ちが良いのですが、100均などは、やはりくすむのが早いです。
ご飯の時間からの場合は、お友達となら持ち寄りでもいいし、どこかで購入してもいいですね!
お料理が得意なママだと、全部準備しがちですが、なるべく当日「揚げる」という作業がない方がいいです。
デコレーションの準備して、ご飯作って、ケーキ作って・・・
って私は全て一人でやってきたのですが、かなり大変です!!!笑
慣れたのでスムーズでしたがクタクタになるので、何かはサボりましょう。
私の場合は、「お昼ご飯が終わってからの集合」にすることにしています。
そうすると、簡単なものや市販のスナック類やケーキで済むからです。
おしゃれな食べ物は、子供達は食べないので普通のものでOK。
おにぎりとか唐揚げとかポテト、みたいな感じです。
それを、どーーーーん!!!と出すのではなくてパーティー仕様(一人一人が取りやすいもの、あらかじめ取り分けてあるもの)にします。
とはいえまだこんな状況なのでお友達が大勢来ることはないと思いますが家族で開催するときも、いつものお料理をパーティー仕様にするだけです。
ここまでなんだかハードルが高そうなことも色々お伝えしましたが、とにかく!子供が主役で子供にとって素敵な1日を創ることができたらそれでよし!!!
子供とお誕生日を楽しめるなんてあっという間です。
もちろん、アメリカなどパーティーが盛んな国では何歳になってもお誕生日を楽しむ文化もありますが
日本はまだまだです。
ぜひ、毎年じゃなくて良いので思い出深いお誕生日をご家族で作ってみてくださいね!!
そして、お誕生日じゃなくても毎日のおうち時間をもっと楽しく♡
一年間、ありがとうございました♡

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空間ビジュアルデザイナー
村井友起子
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●Instagramアカウント@ muraiyukiko.gc
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11歳、8歳男子ママ。札幌市出身。
住宅デザイン事務所で企画デザイン、設計プランニング、広告用CGデザイン業に従事、
長男が1歳になってから、インド(ニューデリー)で4年半、アメリカ(ニューヨーク)で2年、子育てを経験し、帰国後は湘南に住む。
現在は、オンラインでセミナーや講座などをしている方の、オンラインインテリア(背景)とInstagramの
一貫性のある世界観をつくるサポートをしている。
【資格】_________
アイシングクッキー講師
パーティープランナー
インテリアコーディネーター
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●公式HP