COLUMN コラム
ママライフが豊かになるヨガコラム第3号
こんにちは!ヨガインストラクターのayanoです。
寒い日が続きますね。
今回は、寒い時期ほどヨガを生活の中に取り入れてほしい理由について、お話ししていきたいと思います。
寒い日が続くと、毎日お布団から出るのも辛く、お出かけしたり、運動したりすることも億劫になりやすいですよね。
この時期を楽しく乗り切るのに意識してほしいことが2つあります。
一つはカラダを冷やさないようにすること。そして、もう一つは適度な運動を心がけることです!そして、このどちらもが、『カラダの流れを整える』ことにつながっていきます。

東洋医学では、カラダの中を「気血水」という3つのものが流れていると言われています。
●気は、呼吸やエネルギー
●血は、血液
●水は、血液以外の体液
のことを指します。
この3つがバランス良く流れることで、私たちのカラダはより健康な状態になっていくと言われています。
そして、この3つの流れを妨げる原因となるのが、先ほど挙げた、運動不足とカラダの冷えです。そして、それを解消するのにとっても適しているのがヨガなのです。
ヨガでは呼吸をとても大切にしていきます。
なぜなら、呼吸はただ酸素を体に取り込み、二酸化炭素を体外に排出する役割だけではなく、体の中のエネルギー、すなわち気血水でいうところの気の流れを整えてくれる役割があるからです。気の流れというと、少し抽象的に感じる方もいるかもしれませんが、「雰囲気」という言葉や、「気が良い場所」などという言葉を良く使うことからも分かるように、私たちは目に見えない「気」すなわち「エネルギー」というものを、常に感じ取りながら生きています。そして、「気」というものは私たちの周りに流れているのと同様に、体内にも流れています。では、その「気」の流れが滞るとどうなるのでしょうか?
気の流れが滞ると、なんとなく気分が晴れなかったり、元気のない状態になっていきます。そして、「気」を妨げる原因の一つが『ストレス』です。現代はストレス社会なので、気の流れが滞っている人は多いのではないかと思います。
気血水の流れは相互に連動するので、気の流れが滞ると、自ずと、血と水の流れも悪くなります。そして、それが、風邪を始めとする様々な体の不調を引き起こす原因となるのです。
ヨガで大切にしている深い呼吸は、ストレスを解消し、滞っていたエネルギーを体内にしっかりと流してくれます。
呼吸をたっくさんしながらヨガを行うことで、体の中の気の流れが整い、気持ちが晴れ晴れとすっきりしていくのです^^
これは長年ヨガを続けてきて、私が身をもって実感していることの一つ。
私は寒くなると毎年、声が枯れてしまうような、長引く咳の風邪をひいていたのですが、ヨガを始め、呼吸の練習をするようになってから、そんな風に風邪をこじらせてしまうことが本当になくなりました。
なぜなのかを考えていくと、1つは、自分の体の状態を丁寧に見ていくことができるようになったので、風邪を引きそうな感覚も繊細にキャッチできるようになりました。そのため、風邪の予防が上手になったということ。
もう一つは、深い呼吸をすることによって心が前向きになり、笑顔でいられる時間が増えたことであるように感じます。「病は気から」という言葉もあるように、気の流れの滞りは、私たちのからだの不調にダイレクトに影響してきます。こんなことからも、心と体は深く繋がっているなあということを痛感します。
ストレスは、多かれ少なかれ、誰にとっても通年通してあるものなので、ゼロにするのはなかかなか難しいですよね。
でも、自分に合った解消法を知っていれば上手に付き合っていくことはできます。気の流れに滞りがあるなあと感じる方は、ぜひ生活の中にヨガや深い呼吸の練習を取り入れてみてほしいです。
「血」は文字の通り、血液の流れを指します。私たちの体の中には血管が張り巡らされていて、その中を血液が流れることによって、体内に酸素や栄養を運んでくれている、とてもとても大切な役割を担っているのが「血」です。
そして、この血の巡りの滞りにダイレクトに影響するのが、体の冷えです。
末端までしっかりと血液が流れている体は、内側からポカポカと温かいですが、血液の流れの悪い体はどんどん冷えやすくなっていきます。
寒い時期に入ると、体の冷えを感じる方も多いのではないでしょうか?現代は冷房が普及しているので、寒い時期に限らず、夏でも慢性的に体が冷えている人は多いです。実は私も冷え性で、20代前半のころは寒い日の夜は布団に入っても足先が寒くて眠れない、という日が続いていた時期もありました。靴下を履いて寝たり、湯たんぽを駆使したり、、、冷え対策をいろいろ研究したこともありました。そんな私も、ヨガを始めてから、すっかり冷え知らずになりました!!やはり、外側からの対処ではなく内側からの体質改善に勝るものはないと感じる機会になりました。
ヨガをすると、筋肉が使われます。特にインナーマッスルと呼ばれる内側の筋肉。この筋肉を鍛えることは、女性らしくしなやかなで、でも強さもある体を作ることにつながっていきます。筋肉はポンプの役割があり、しっかりと使うことによって、体の末端までしっかりと血液を流してくれるので、冷えの改善に繋がっていくのです。
余談ですが、基礎体温が1度下がると免疫力は30%も低下し、逆に1度上がると5〜6倍アップするというデータもあります。つまり、冷え対策は風邪予防、更にはコロナ対策にも繋がっていきます。
おうちでできる手軽な運動に、ヨガは本当にオススメです。
ヨガを生活の中に取り入れて、しっかりとインナーマッスルを使い、血の巡りが良く冷えない体づくりをしていきましょう♪
血の巡りが整うと、顔色も良くなりますし、生理の周期が整うなど、月経にまつわる悩みの改善にも効果的なので、女性のみなさんにとっては特に、良いことづくしですよ。
最後に、水の流れについて書きます。
水とは体内の血液以外の体液すべて(汗、尿、リンパ液など)を指しますが、もしかしたら、気、血、に比べて意識しにくいかもしれません。
「水」は老廃物を体外に排出しながら、体の中に必要な水分のバランスを保つ役割があります。
では、水の流れが滞るとどのようなことが起こるのでしょうか?
二日酔いになった時の症状を思い浮かべてみてください。体のむくみ、頭痛、吐き気、下痢、喉の渇き。お酒を飲んだことがある方であれば、これらの症状を経験したことがあるかと思います。これは、まさに、水毒といって、体内の「水」の流れが滞ることによって起こる症状です。
私たちの体は70パーセントが水分でできています。その水分が、バランス良く体の中に分散している状態が良い状態ですが、運動不足や食生活の乱れ、生活リズムの乱れ、そして体の冷えなどによって、この繊細なバランスが崩れてしまいます。そうすることで、さまざまな不調の原因となるのです。
水の流れに不調があると感じる方は、ぜひ朝のヨガやストレッチを習慣にしてみてください♪
朝ヨガを生活の中に取り入れることは、運動不足の解消になるのはもちろんですが、生活リズムや食生活の改善(運動のあとは自然と体に良いものを食べたくなります!)、体の冷えの改善にも、しっかりアプローチすることができます。
朝起きて、まずコップ一杯のお水を飲みます(お白湯だとなお良いです^^)そして、ゆったりと呼吸をしながら丁寧に体を動かしていきます^^たった5分でも10分でも良いので、毎日続けてみしょう!
そうすることで、滞っていた体内の水分が流れて、老廃物もしっかりと排出できる体に変化していくので、むくみなどの不快な症状が改善されていきます。からだの流れが整うとお手洗いも近くなるので、朝のヨガやストレッチのあとは、こまめにお手洗いに行くことも心がけてみましょう!!

まだ、しばらく寒い時期が続きますが、少しずつ春の気配を感じられる季節に差し掛かりましたね!寒さに負けず、みなさんの心と体が、いつもポカポカと温かい日々を過ごせることを祈っています。
忙しい日常の中で、体と向き合う時間を作り、自分の体を知ることは、いつも頑張ってくれている心と体に、とても優しい時間になると感じています。
そして、自分に優しい時間を作れる人は、自ずと人にも優しくなれるということを、私はヨガから学びました。
「ヨガ」というエッセンスが、みなさんの穏やかで健やかな日々の手助けになりますように、、、。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
また来月♪

========================
山下 綾乃
【ヨガインストラクター】
【lululemon銀座SIXアンバサダー】
-----------------------------------------
●Instagram @ayano919
========================
*湘南茅ヶ崎在住 *1歳の男の子ママ
《資格》
-全米ヨガアライアンスRYT200
(Yogaloha Hawaiiにて)
-Bliss baby yoga Matanity yoga
-ASANAMANDARA TTC 80H 修了
(柳本和也先生に師事)
-シータヒーリング基礎&応用セミナー
-日本アロマ協会 アロマ検定1級
-アシュタンガヨガ指導者養成講座 修了
(ハラクマケン先生)
●公式HP