COLUMN コラム
共働き夫婦の住宅ローン戦略
共働き世帯が増えた今、住宅ローンは単なる借金ではなく、家計全体をどう設計するかという戦略の一部になっています。二人で収入を得られるからこそ選択肢は広がりますが、同時に判断を誤ると将来の負担が大きくなるのも事実です。住宅ローンをどう組むかは、暮らし方そのものを左右すると言っても過言ではありません。
◾️「二人の収入前提」はリスクも含んでいる
共働きの場合、世帯収入でローンを組めるため、単独よりも借入額は大きくなります。ただし、その前提には「二人とも働き続ける」という条件が含まれています。出産や育児、転職、体調の変化など、人生は想定通りに進まないこともあります。一時的に収入が減っても無理なく返済できるかという視点を持つことが重要です。
◾️ペアローンと収入合算の考え方
共働き夫婦が選べる代表的な方法として、ペアローンと収入合算があります。ペアローンはそれぞれがローンを組むため、住宅ローン控除を二人分使えるメリットがあります。一方で、諸費用が二重にかかり、将来的な名義変更や売却時に手間がかかるケースもあります。収入合算は手続きがシンプルですが、控除や責任の範囲に違いが出ます。どちらが正解というより、家計と将来設計に合っているかが判断基準になります。
◾️住宅ローン控除を最大限に活かす
共働き世帯にとって、住宅ローン控除は大きな味方です。借入方法や持分割合によって控除額は変わるため、事前に理解しておくことが大切です。特に高性能住宅やZEH水準の住宅では控除条件が有利になることもあり、性能とローン戦略をセットで考えることで、家計へのメリットはさらに大きくなります。
◾️「今払える額」ではなく「続けて払える額」で考える
共働きの強みは、家計に余裕を持たせやすい点にあります。その余裕を住宅ローンにすべて回してしまうと、貯蓄や教育費、老後資金に影響が出てしまいます。大切なのは、今の収入ではなく、将来の変化を見込んだうえで、長く続けられる返済額を設定することです。
◾️金利タイプは「安心感」で選ぶ
変動金利と固定金利のどちらを選ぶかは、多くの方が悩むポイントです。共働きの場合、収入が安定しているから変動金利を選びがちですが、金利上昇時のリスクも考慮する必要があります。将来のライフイベントと重なるタイミングで返済額が増えた場合、家計にどんな影響が出るかを想像することが重要です。
◾️家の性能が家計を守る
見落とされがちですが、住宅ローン戦略と同じくらい重要なのが住宅性能です。断熱性や省エネ性能の高い家は、光熱費を抑えやすく、毎月の固定費を安定させてくれます。ローン返済額だけでなく、住んでからかかるお金まで含めて考えることが、本当の意味での住宅ローン戦略です。
◾️共働きだからこそ「余白」を残す
共働き夫婦の家づくりは、効率や合理性が求められる一方で、心の余白も大切です。住宅ローンを無理なく組むことで、働き方や暮らし方の選択肢が広がります。家に縛られるのではなく、家が人生を支えてくれる存在になることが理想です。
◾️まとめ:住宅ローンは暮らしを守るための道具
共働き夫婦にとって住宅ローンは、単なる支払いではなく、将来の安心をつくるための道具です。収入、家計、住宅性能、制度をバランスよく考えることで、「建ててよかった」「選んでよかった」と思える住まいにつながります。
家づくりと同時に、住宅ローンも“長く続く暮らしの設計”として、じっくり考えていきましょう。

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