COLUMN コラム
〈注文住宅事例ご紹介〉 借景の緑を愉しむ家
こんにちは、レモンホームです。
みなさんは「借景」(しゃっけい)という言葉を聞いたことはありますか?
借景は、その名の通り「景色をちょっと借りる」こと。自分の家の庭ではなく、周囲にある景色を庭のように眺めて楽しむことを言います。
住まいに「借景」を取り入れると、空間に開放感が生まれたり、部屋にいながらにして四季の移ろいを感じられるようになります。
自然を室内に取り込んだ、借景の美しい家で窓の景色を眺めながら寛ぐ。今回は、そんな借景の美しい住まいの事例をご紹介します。
こちらの住まいでは、借景を楽しむ空間づくりのために2階リビングを採用。そのリビングに大きな窓を設け、隣接する緑豊かな木々を借景として取り込みました。リビングに入った瞬間に、バルコニーの向こうに明るく伸びやかな緑の空間が広がります。
床から天井までの大開口窓にすることで自然の景色をインテリアとした空間。この景色を手に入れるために逆算して設計しています。2階リビングは空間の広さを演出する勾配天井を設け、さらにキッチン裏を全面収納にすることで非日常感を演出し、自然の中で暮らす生活を実現しました。
オープンなキッチンカウンターから窓からの借景が視界に入るので、開放的な気持ちで料理や家事ができそう。ダイニングでの家族揃っての食事の時も、常に美しい景色が横にあると、毎日が豊かになっていきそうです。
また、バルコニーも家族でお茶や食事を楽しめる十分すぎるスペースを海保。四季折々に表情を変える自然が心豊かな日々を育んでくれます。
庭や周辺の景色を借景として室内に取り込むと、空間に奥行きが出て開放感あふれる住まいが実現します。一見すると平凡に見える景色であったとしても、切り取り方によって、窓から見たときの印象が大きく変わります。
ここ数年、家にいる時間が長くなったことで、家の「居心地良さ」についてじっくりと考える機会が増えてきていると思います。居心地良さの感じ方は人それぞれですが、窓から見える景色も重要な要素の一つ。ぜひレモンホームと一緒に、あなたにとっての「快適な空間」を考えてみませんか。