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レモンホームの家づくりコラム

戸建てとマンション、それぞれ月々の支払いはどうなるの?

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こんにちは、レモンホームです。

住まいの購入を検討し始めた方の中には、一戸建てにするかマンションにするか、悩まれている方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、「月々の支払い」の面から戸建てとマンションを比較してみたいと思います。

マンションに住むと毎月のローン以外にも「管理費」や「修繕積立金」「駐車場代」などがかかります。そのため、毎月の支払額が割高に感じてしまう人も多いかもしれません。
それに対して戸建てには、マンションの管理費や修繕積立金にあたる固定費はありません。もちろん、管理を自分でやらなければいけない、いつかやってくる修繕に備えて貯金もしておかなければならないという面はありますが、これらの維持費は自分の裁量で使用・貯蓄することができます。

さて、実際の月々の支払いを見てみましょう。
同じ金額のローンを組んだとして、そのほかも含めた支払いがどうなるかをまとめたのが下記の表になります。

▼戸建て・マンションそれぞれの毎月支払い額

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※ローンシミュレーションの内容
借入額4500万円・年利0.475%・35年返済(ボーナス時返済0円)の場合=月々116,316円
※管理費・修繕積立金は東日本不動産流通機構「首都圏中古マンションの管理費・修繕積立金(2020年度) 」の数値を適用。また、マンションの駐車場代は月1万円として試算。

まず、マンションの管理費・修繕積立金ですが、東日本不動産流通機構「首都圏中古マンションの管理費・修繕積立金(2020年度) 」によると、毎月の管理費の相場は12,480円、修繕積立金は11,071円かかります。
その他に、車を所有している場合は駐車場代がかかります。エリアによって差がありますが、ここでは仮に、月10,000円としてみましょう。
これらを合計すると、約32,500円ほど、マンションは毎月の支払い額が大きいことになります。

毎月支払うものでなくても、先々かかってくる費用はきちんと考えておかなければなりません。先にも述べたように、戸建ての場合もある程度の期間が経つとまとまった修繕費用が必要となります。
そのほかにも、マンション・戸建て共に毎年税金や保険料などもかかります。
それらも含め、30年間でみたときに住宅ローン以外にどんな支払いが発生するかを集計したのが下記の表です。

▼マンションと戸建ての30年間の維持費

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アットホーム株式会社が実施した、新築一戸建て購入後 30 年以上住んでいる人に聞いた「一戸建て修繕の実態調査」によると、外壁・屋根などの戸建てのみにかかる修繕費用は30年間で300万円程度になるという数字が出ています。

次に「税金」ですが、固定資産税、都市計画税は土地の占める割合が高い戸建ての方がその恩恵を受けやすい傾向にあります。

まず建物の場合は戸建てよりもマンションの方が法定耐用年数が長いため、戸建てが22年で0になるのに対して、47年まで固定資産税が掛かります。また、土地の場合も戸建ての方が土地が広いため固定資産税路線価×1/6で適用される軽減税率の恩恵を受けやすく、結果的にマンションの方が高くなりがちです。

「火災保険料」は、建物の主要構造部が何でできているかによって変わり、木造の一戸建てのほうが耐火性能に優れた鉄筋コンクリート造マンションより高くなることが多くなります。

このように数字を算出して、マンションと戸建ての30年間の維持費を比較したところ、マンションが1580万8530円、戸建てが626万4000円となることがわかりました。年間費用で割ると、マンションが52万6951円、戸建てが20万8800円となります。

もちろん、費用以外にも様々な比較をして「マンションか?戸建てか?」を決断することになると思います。
お金のこと、日々の暮らしのこと、将来のこと・・・。
様々なメリット・デメリットをしっかり考えて、後悔しないマイホームを手に入れていただければと思います。

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