COLUMN コラム

家の断熱性・気密性を高めて、寒い季節も快適＆健康に過ごそう

暖房で暖かく快適な室内も、一歩部屋を出て廊下やトイレに行くと「なんで室内なのにこんなに寒いの？」と驚いてしまうことがありますよね。

この温度差が、私たちの健康に影響を及ぼしかねないことをご存じですか？

今回は、寒い季節でも快適・健康に過ごすために重要となる、家の断熱性・気密性についてご紹介します。

●断熱性と気密性とは

断熱性や気密性は目に見えるものではないため、メリットが分かりづらいと感じている方も多いのではないかと思います。

断熱性とは、外気を室内に入れないよう遮断する性能のこと。

南北に長く地域ごとに気温差の大きい日本では、それぞれの地域で求められる断熱性能が異なっています。

気密性とは、屋内と外部の空気の移動による熱などの移動を少なくする性能のこと。

気密性が高くなれば外気の影響を受けにくくなるため、室内の温度をより快適に保つことが可能です。

まとめると、断熱性の高さは外気温の影響を受けにくくし、気密性の高さは内部の室温を逃さなくするため、両者の性能の高さが求められるのです。

出典：LIXILプレスリリース 約75％の人が「住まいの中での寒暖差」を感じながら生活。住まいの中での寒暖差による「寒暖差疲労」や「ヒートショック」に注意
https://newsroom.lixil.com/ja/2023121301

●ヒートショックから家族を守る高断熱・高気密住宅

今や交通事故死をはるかに上回るとも言われているのが、ヒートショックでの急死です。

ヒートショックとは、暖かい場所から寒い場所へといった急激な温度の変化によって血圧が上下し、失神、心筋梗塞や脳卒中といった血管の病気などを引き起こす健康被害のこと。

ヒートショックを防ぐ方法は色々ありますが、住宅において効果的なのが、高断熱・高気密住宅の家を建てることだと言われています。

東京都健康長寿医療センター研究所では、ヒートショック現象防止のためには、「住宅の温熱環境を整えることが重要」との分析が報告されています。

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