COLUMN コラム
ママライフが豊かになるヨガコラム第1号
はじめまして!ヨガインストラクターのayanoです。今月から、一年間に渡り、こちらのページでコラムを書かせていただくことになりました。『ヨガ』という観点から、生活の中で役に立つ情報を発信していけたらと思いますので、どうぞよろしくお願い致します^^
まず、簡単に自己紹介をさせていただきます!私は現在32歳。1歳8ヶ月の息子がおり、お腹の中には6ヶ月になる赤ちゃんがいます^^つわりも落ち着き、安定期。子育ての合間にヨガのレッスンを提供させていただくというライフスタイルです。
ヨガとの出会いについても、少しお話しさせてください^^大学を卒業し、新卒で金融機関に就職した22歳の頃。社会の荒波に揉まれて、心身ともにとても疲れていました。そんな時に、ストレス解消目的で通い始めたスポーツジムで、ヨガに出会いました。その時に、体がリラックスするだけでなく、心がとても楽になったことを、今でもよく覚えています。その感覚がやみつきになり、ヨガについてもっと知りたい!!!と思ったのがきっかけで、どんどんヨガの世界に魅了されていきました。
そこから10年ほどヨガ続けてきて分かったことは、ヨガは単なるエクササイズではなく『生き方』だということ。本当に奥が深くて、学びに終わりがないということ。なので、私もまだまだ勉強中なのですが、ヨガをして心も体も良い方向に変化したということは自信を持って言えます^^
ヨガが生きていく上でとても大切なことを教えてくれました。それは、難しいことではなくて、生活の中に落とし込めることばかり。特に私にとっては、妊娠中や産後のデリケートな時期にも、とても役に立ちました。そんな経験談を織り交ぜながら、このコラムの中で、何かみなさんの役に立つ情報を発信していけたら、とても幸せに思います。
さて、本題に入ります^^先ほど、ヨガとは『生き方』であるということを書かせていただいたのですが、ピンと来ない方も多いのではないでしょうか。スポーツジムでヨガを始めた当初は、私もヨガはストレッチとがエクササイズの一種だと思っていました。でも、私がヨガを始めて感じた、一番大きな変化は、身体的な変化ではなく、内面的な変化でした。
体を動かすとなんとなく気持ちがすっきりして、前向きになれる!こんな経験はみなさんしたことがあるのではないかと思います。心と身体は繋がっているので、ヨガに限らず、身体を動かすことは、心身ともにリフレッシュ効果があります。でもヨガでは、その「なんとなくすっきりする!!」というところをもっと突き詰めていきます。
なぜすっきりするのか??
その答えは、思考が止まるからです。頭の中が常に考え事や悩み事で忙しいとき、私たちは心から幸せを感じられるでしょうか?
ヨガでは自分の『思考』や『心』というものを、とても丁寧に繊細に見ていきます。
『ヨガスートラ』という世界最古のヨガの経典の2節目には、“心の作用を止滅することがヨガである”と書かれています。“心の波立ちを制御することができたら、その人はヨガをしていることになる”のだそうです!
私は初めてこのことを学んだとき、心底びっくりしました。ヨガって身体が柔らかくなって、引き締まって、ヘルシービューティーになることが目的じゃないんだ!!と(笑)
この、“心の作用を止滅する”というこがとっても奥深くて、難しいんですよね。
私も、日々家事育児をしていると、常に思考が忙しいです。あれやってー、これやってー、と常に次やることを考えている。そういうときって、目の前にあることに全然感謝ができないんですよね。
例えば、食器を洗いながら『次は洗濯して、掃除機かけて、晴れてるうちに公園に行かなきゃ!あー忙しい。主婦って大変だわ〜いらいら。』という風に。
でも、私たちにとって『今』は『今』この瞬間しかないんです。その瞬間を、どんな気持ちで過ごしていくのか。その積み重ねが人生を作ります。
頭の中を一度静かにして、食器洗いに集中してみたら、どうでしょうか?
過去や未来から思考を引き戻してくると、自然と心のざわざわが静まってきます。そうすると、自ずと『あー今日も残さずきれいに食べてくれたなあ。』とか、小さなことに気づいて、感謝ができたり。
もっともっと思考を沈めていくと、『あー、呼吸が心地いいなあ』とか『今日も生かされてるなあ』とか、そのくらいシンプルなところまでいくんです!!
変なこと言い出した!と思いますか??笑
でもこれが、ヨガの目指す境地です。
私たちは、「幸せになるために、あれもこれも必要だ!」「自分にはまだまだ足りていない!」と、つい付け足すことに意識が向きがちですが、ヨガの経典には、人に欲には終わりがないので、そこに執着している限り、本当の幸せには到達できないということが書かれています。足し算ではなく、引き算していくこと。とてもシンプルなことなのですが、いざやってみようと思うと、とっても難しい。だから、ヨガでは瞑想を大切にするんです。
ただ頭を空っぽにして、安定して座り、呼吸をすること。思考に振り回されずに、今目の前にあるものに、丁寧に向き合うこと。そうすると不思議と、見落としがちだったとても大切なことに気付けたりします。
これがヨガの目的です。でも、それがなかなか難しいから、まずは体を動かして、体を整えることから始めましょう!(体が整うと、呼吸が深まり、自然と瞑想しやすくなります^^)ということで、今流行っている『ポーズのヨガ(アサナ)』が生まれました。なので、ポーズのヨガは全体のほんの一部だということがお分かりいただけたでしょうか??

私は、産後、身体がボロボロで、ヨガのポーズの練習ができなかったときに、呼吸法や瞑想に本当に助けられました。初めての育児で、分からないことだらけ。泣き続ける息子を前に途方に暮れ、落ち込むこともありました。そういうときほど、周りのママたちがとても楽しそうに、キラキラ見えたり。なんで私は上手にできないんだろう!なんていうマイナスな思考に支配されそうになったときに、はっとするんです。「あーまた外側にばっかり意識が向いていたなあ。」と。
そして、ポーズの練習ができなくても、呼吸や瞑想はできる!ということに気がつきました。なので、体が思うように動かなかった産後2、3ヶ月の間は特に、授乳中にスマホを見たりするのをやめて、瞑想するようにしていました。
目を閉じて、静かに呼吸してみる。自分の内側を支配しかけていた、ネガティブな思考たちを優しく手放してみる。そうすると、目の前にいてくれる、愛おしい存在の有難さに改めて気がつくことができます。
ただいてくれるだけで、ありがとう。
母親にさせてくれて、ありがとう。
そして、がんばっている自分のこともちゃんと見てあげること。「他のだれかのようにならなくても良いんだった!自分なりの精一杯で、愛する我が子に向き合おう」と。
とてもとてもシンプルなことなのですが、自分に余裕がなくなると、そのシンプルな場所に戻ってくることが難しいということも、出産を通して体感しました。
でも試行錯誤しつつも、今まで学んできたヨガの知識に助けられ、丁寧に軌道修正していくことができました。そして、その積み重ねが、いい意味で肩の力を抜いて子育てを楽しむことに繋がっていくように感じています。
こんな経験から、私はやっぱり子育て中のお母さんたちにヨガをお勧めしたい!と強く思うようになりました。
とてもとても奥深いヨガの世界。でも、その中にハッピーに毎日を過ごすためのヒントがたくさんあります。これからのコラムを通して、また少しづつお話ししていきたいと思うので、少しでもヨガに興味を持っていただけたら嬉しいです♪
皆さんが笑顔で、心穏やかな毎日を過ごせますように、、、
それでは、また来月^^
最後までお読みいただきありがとうございます。

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山下 綾乃
【ヨガインストラクター】
【lululemon銀座SIXアンバサダー】
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●Instagram @ayano919
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*湘南茅ヶ崎在住 *1歳の男の子ママ
《資格》
-全米ヨガアライアンスRYT200
(Yogaloha Hawaiiにて)
-Bliss baby yoga Matanity yoga
-ASANAMANDARA TTC 80H 修了
(柳本和也先生に師事)
-シータヒーリング基礎&応用セミナー
-日本アロマ協会 アロマ検定1級
-アシュタンガヨガ指導者養成講座 修了
(ハラクマケン先生)
●公式HP